冬の伊予路 夜行の旅

2008年12月29日〜31日

※一部画像は別窓にて拡大表示できます

年末のお正月休みを利用して愛媛にある親の実家へ帰省することにしました。
折角なので鉄路で移動することにして、色々調べてみました。
すると、夏に乗車した「ムーンライト松山号」が丁度運転しているようです。
更に調べてみると、2009年3月には廃止されると黙される「はやぶさ・富士号」を利用する経路を思いつきました。

早速切符の手配に行ったところ、ムーンライト松山号は往復ともすぐに取れました(普通指定席)。が、はやぶさ・富士号は満席orz
翌日からみどりの窓口に通い詰め、決行日直前になってなんとか「はやぶさ・富士号」のB寝台(上段)の切符をゲット!!
ついでに青春18切符を購入し、余分なムーンライトの往路切符を払い戻し。これで切符が揃いました。


12月29日

決行当日、仕事納めの後、一旦帰宅して短時間のうちに帰省の準備をします。
20Lのバックパックにスニーカー、寒さ対策に機能アンダーを着用。
ウールセーターにMont-Bellの中綿入りベスト+中綿入りジャケットを着込み、寒さ対策は万全です。

さて、原付で家を出ていつもの駐輪場にとめ、JR明石駅から快速にのり大阪へ。
大阪駅でしばらく時間があるので、駅撮り。といっても深夜なので来る列車が少なく、東京へ向かう「サンライズ号」を撮影したのみ。

サンライズ
はやぶさ・富士号が到着する3番ホームへ移動。6分遅れて運転されているようです。
向かいのホームには同業者の姿がチラホラ。三脚とカメラを据えて、列車の到着を待っています。
寒いホームで待つことしばし、EF66 50に牽かれた14系寝台車が姿を現しました。

6分遅れてにて運行中 はやぶさ・富士号
夢中で撮影。発車時間が近づき、1号車(スハネフ15 20)に乗り込みます。
慣れない車内に戸惑いながらも自分の席を探し、荷物を置きます。
程なく発車。わずかな揺れと共にゆっくり動きだします。
電車とは違って加速は鈍いですが、力強さがあります。早速車内探検に出かけることにしました。

B寝台 通路 B寝台上段 給水機とトイレ 懐かしい感じの車内設備です
A寝台通路 B寝台個室 SOLO
国鉄車両の雰囲気を満喫。自分の席に戻り、通路の折り畳み椅子に座ってビールをあけます。
通勤でいつも見慣れた沿線風景もどこか違って見えて不思議な気分です。

徐々に睡魔が襲ってきたので寝台で横になりました。
乗り心地は抜群の部類で、軽やかなジョイント音と相まってすぐに眠りにつけました。
床下では発電機がデケデケ回っていますが、防音がしっかりしていて車内には響きません。
もう数十年前に作られた車両ですが、その技術の高さに感心させられました。

次に目覚めたのは4:30頃。洗面を済ませて荷物をまとめ、気付いたら広島駅の車両基地を通り抜ける所でした。
そんなこんなで、広島駅到着。

広島駅にて EF66
ここからはちょっとだけローカル線の旅。一旦駅を出て、ICOCAを使って再入場。
呉線で安芸阿賀駅を目指しますが、隣の天竜川駅で途中下車。ホームから車両基地の車両群を撮影します。
目の前にはEF65PF、EF67、EF210、EF66…うわぁ釜だらけ!
遠くでは115系やキハ40系らしき車両が見えます。ここは一度昼間に訪れたいですね。

EF65PFとEF67 EF67 クモヤ145?
それと、山陽・呉線の車両達もなかなか味があります。やってくるのは115系ばかり。
更新改造されたN30、瀬戸内色、そして国鉄オリジナルカラー!
その昔、JR神戸線で快速や普通として活躍していたので、とても懐かしく感じます。

115系かぼちゃ電車♪ 115系瀬戸内色
のらりくらりしつつ、安芸阿賀駅に到着。ここから阿賀港まで歩き、阿賀からフェリーに乗ります。
歩くこと10分、港に到着と思いきや、乗り場が2km先に移転になっている模様orz
出航時間が近づいているので、急いで移動。ギリギリなので最後は走る!朝から走るのはキツイです。
どうにか無事間に合って乗船できました。
2時間弱の船旅。朝食を摂りソファーでゆっくりくつろぎます。
着いた所は四国松山の堀江港。港から駅まで歩きます。ここは距離が短くて楽。

呉・松山フェリー
と言うわけで、JR予讃線の堀江駅に到着…むむ、これは有蓋車改造駅舎ですね!
そして閑散とした駅前。唯一の商店に「JR切符販売」の看板が。なかなかいい味出してます。
駅は2面2線で屋根のない跨線橋を使って渡るようになっています。駅の脇には貨物側線が…。
なかなか模型的でいい感じです。駅を観察している内に電車が来ました。

堀江駅 駅前の商店 貨物側線

2番線から 松山行き普通電車

松山駅で下車。時間に余裕があるので、そのまま駅構内で撮影しました。

キハ32 トップナンバー車 ムーンライト松山号が待機

185系「普通」 贅沢ですね。 キハ47

改札を出て、歩いて伊予鉄の古町駅へ。ここには伊予鉄の車庫があるのです。
全てホームから撮影。市内線も郊外線も色々見られます。坊ちゃん列車は営業中なので、追いかけましょう。
カバーの下は古典客車のハズ。電貨?はビューゲルが外されている。 アントと元京王車

妻面が見えているのは、通勤時の増結車。 市内電車群

続いて古町から市内線に乗って市駅へ。初めて新型の低床車に乗りました。
確かに乗り降りしやすいのですが、構造上混雑すると空間が狭くキツイです。
一日乗車券が300円だったので、購入しました。市内線とバスが1日乗り放題(坊ちゃん列車は追加料金が必要)!
普通だと1回150円(これも十分割安ですが)なので、かなりお得感があります。
折角なので、大手町まで足を伸ばし、名物ダブルクロスを撮影。

とうふと坊ちゃん列車 51号。 大手町ダブルクロス。ピント甘くてスミマセン

大手町からそのまま郊外線に乗車して帰省先へ向かいました。
久々に会う親戚とあれこれ話が出来て良かったです。この日は叔父の家で1泊。


12月30・31日

帰省先でお墓参りを済ませ、夕方に出発しました。
まずは伊予鉄 郊外線で松山市駅まで。市駅から市内線に乗りかえて道後温泉へ。

760形 2005号。鋼製車です。

半年ぶりくらいに来る道後温泉本館。相変わらず風情ある佇まいです。
年末なので割と閑散としていて、ゆっくりお湯につかれました。
商店街であれこれ土産を買い求め、道後温泉駅→市駅→JR松山駅と市内線を乗り継ぎます。
少し予定時間をオーバーしてしまいました。

道後温泉本館 道後温泉駅 51号と68号

と言うわけで、22:10頃に松山駅到着。ホームには既にムーンライト松山号が居ます。早速撮影開始。
前回より良い写真が撮れました。今回は5号車 オハ14 165に乗車。

DE10牽引のムーンライト号 スハフ14 DE10 1095

簡易リクライニングシート JNRマーク入りの灰皿

程なく発車時間となり、わずかな揺れと共に発車。
買ってきた梅錦(日本酒)をあけます。なかなか美味しい♪

隣の席の若人が簡易リクライニングに戸惑っているようなので声をかけてみたら、あれこれ話が盛り上がりました(笑)。
建物の設計関係の仕事をされていて、同窓会のため来松されていたそうです。
二輪の趣味もあって、同じ話題で盛り上がりました。

カーブで車体を揺らしながら、伊予路を駆け抜けます。途中で夜間照明に切り替わり、車内がわずかに暗くなりました。
あのシートは手強く、腰と尻に来ます。特に尻が痛いので、ジャケットを座布団代わりにしました。
目を閉じていると睡魔がやってきて、しばらく眠りにつきました。

なんとなく目が覚めたら多度津での運転停車中。機関車を付け替え、高知からの3両をつなげます。
ガコン!とかなりの衝撃。みんな一度に目が覚めます(笑)。
一旦前進して側線に移動、程なく後進し、徐々に速度を落とし停車。
ゆっくり動いたかと思うと2度目の衝撃(笑)。それから随分長い事停車した後、再び発車します。

翌朝、JR明石駅に到着したのは5:21。夜行の旅もここでおしまい。
原付で寝静まった街を走り、帰宅の途に着きました。

EF65 1132 牽引のムーンライト松山・高知号


はやぶさ・富士号とムーンライト松山を利用した帰省の旅、なかなか楽しかったです。
貴重な寝台特急の灯がまたひとつ消えてしまうのは本当に残念です。
確かに高価な移動手段ですが、旅を満喫するのには最適。なにかのカタチで残って欲しいものです。

トップページへ戻る

Copyright(C) 2006- maxdio, All Righets Reserved.